【ハノイ・実体験】犬連れでベトナムへ!日本出国前の準備と入国後の動物検疫

夫のベトナム転勤に帯同するため、愛犬(引っ越し当時2歳)と一緒にベトナム・ハノイへ引っ越してきました。

愛犬を機内持ち込み(客室内に一緒に入る)でベトナムへ行くために日本で準備したこと、ベトナムで起きたことをまとめていきます。

私自身、なにが正しい情報でどうしたらいいのか分からず、手探りで準備していきました。

実際に渡航してみると、日本での準備だけでは分からなかったことや、現地で予想外のトラブルも・・・。

少し長くなりますが、愛犬と一緒にベトナムへ行く方の参考になれば嬉しいです。
※2026年9月、愛知からハノイへの渡航内容です。

 

愛犬をベトナムへ連れて行くために日本で準備したこと

日本からベトナムへ愛犬を連れて行く場合、将来日本へ再入国するかどうかによって、準備の方法が変わります。

ベトナム滞在がどのくらいになるのか現時点では不明、もしかしたら短期間での帰国になる可能性も考えて私は『短期滞在編』で準備しました。

このパターンで準備しておくと、『日本でできることは日本で全部やっておけば、帰国がスムーズ』ってイメージです。

出国前に日本でやったこと

・マイクロチップ装着
・狂犬病予防注射2回
・狂犬病抗体価検査
・輸出検査の連絡
・かかりつけ医で健康診断書をもらう
・動物検疫所で輸出検査

詳細は動物検疫所のHPに載っています。
▶︎ 動物検疫所HP 犬・猫の旅行 短期滞在編

マイクロチップ装着

ベトナムへの入国にマイクロチップの装着義務はありませんが、日本へ再入国する際に必要になります。
我が家の場合、ペットショップで愛犬を迎えた際すでにマイクロチップを装着していたのでやることはありませんでした。

ただ、輸出申請時にマイクロチップ装着の証明書が必要になり、ペットショップでもらった登録証明書というものがそれにあたるのか、日本の動物検疫所にメールで相談し問題ないことを確認しました。

狂犬病予防接種2回

ベトナム入国に必要な狂犬病予防接種について、駐日ベトナム大使館の案内では「入国の1ヶ月以上~1年以内に接種していること」とされています。

ただし、必要書類や手続きは変更される可能性もあるため、渡航前に最新の公式情報を確認してください。

一方、日本へ再入国する際には狂犬病予防注射を2回接種する必要があるため、我が家は短期間での帰国の可能性も考えて、日本にいる間に必要な準備を進めました。
※日本へ帰国する際には、2回目の狂犬病ワクチンの有効免疫期間が継続している必要があります。
ベトナムでもこの期間が切れないよう必ず接種するように、と日本の動物検疫の方からも念押しされました!

狂犬病抗体価検査

これも日本への帰国の際に重要になる検査です。

2回目の狂犬病予防接種を受けたあと、2週間後に再度かかりつけ医に行って採血をしました。
病院によっては狂犬病予防接種と同じ日にする場合もあるようですが、日数が経ってからの方が抗体の数値が上がるとのことで2週間後にすることに。

採血をした3週間後くらいに、我が家へ検査結果が届き数値はクリア(0.5IU/ml以上)していました。

料金は動物病院ではなく、検査期間へ直接振り込みました。
確か15,000円くらいだったかと。
支払いの仕方は病院によって違うのかもしれないので、参考までに。

 

そして、大事なのが『日本の農林水産大臣が指定する検査施設』で検査をする必要があるということ。

日本にはその検査施設があるのでかかりつけ医から直接血液を送ってもらえましたが、日本の動物検疫所の方に確認したところ、2026年9月時点ではベトナムに指定検査施設はないとのことでした。

この検査結果は2年間有効なのでその間に日本に帰るなら問題ないですが、切れたあとに帰国となる場合再度検査が必要になります。

日本の動物検疫所の方からは、2年以内に一時帰国し日本で再度検査を受ける方法もあると教えていただきました。
※この場合、検査結果が出るまで日本に滞在する必要があります。

ベトナムから血清を送る方法もありますが、手続きや輸送条件の確認が必要になるため、帰国予定がある方は早めに動物検疫所や検査施設へ相談しておくと安心です。

輸出検査の事前申請

NACCSというシステムから輸出検査の申請を行いました。

日本の動物検疫所では、原則として出国14日前までの申請が案内されています。
ただし相手国の入国条件によっては、さらに早い準備が必要になることもあるため、余裕を持って手続きを進めるのがおすすめです(ベトナム側で必要な申請期限については、公式情報から確認できませんでした)

これ、結構大変でした!笑

申請の仕方はHPにやり方もあるので大丈夫なんですが、入力は全て英語(しかも全部大文字)。
翻訳して大文字に変換して入力していきます。

ワクチンの情報も全て英語で入れるんですが、私が持っていた狂犬病予防接種証明書にはワクチンの情報がLot番号以外なにも書かれていませんでした。

狂犬病抗体価検査証明書にワクチンの名前や会社の情報が書かれていたので、それをもとにネットで検索して入力しました。

会社や有効期限、予防液の種類を入れる必要があるので、事前に動物病院で確認しておくと楽だと思います。

 

ちなみにNACCSは最終的に出国日や乗る便名まで入れる必要がありますが、分からない場合は分かる範囲だけ入力して保存しておくこともできます。
結構大変なので、余裕があるときにわかる部分だけでも入力しておくのがおすすめです。

入力した内容に誤りがあると、検疫所の方がメールで教えてくれるのも安心できました。

健康診断書を用意

ベトナムへの入国に必要な書類に健康診断書とあるので、かかりつけ医に書いてもらいました。

必要な項目やフォーマットは見つけられなかったので、日本の動物検疫所へ相談したところ英語・日本語両方で書かれているフォーマットをいただけました。

 

ただ・・・ベトナム入国時にその用紙を見せても特に詳しく確認されず、すぐ返却されたのでどの項目が必要だったのかは不明です。

日本の動物検疫所で輸出検査

予約した動物検疫所へ出国の10日ほど前に、NACCSへ登録した書類の原本を持参して愛犬と輸出検査へ行きました。

書類のチェックと愛犬の健康チェックで、15分〜20分ほどで完了。

その際に英文の輸出検疫証明書の原本とコピー、緑色のタグをもらえました。

タグは出国時に愛犬を入れるバッグにつけておくことで、『検査済み』の証明になるとのことです。

この時にもらえる『英文の輸出検疫証明書の原本』が、ベトナム入国時に必要な書類なので、絶対に無くさない!忘れない!
パスポートと同じくらい大事なもの!という意識で。

書類を事前にチェックしてもらう

今回、NACCSで申請する前に、何度も日本の動物検疫所の方とメールのやり取りをしました。

持参する書類の事前チェックや健康診断書のフォーマットの相談など、不明点はなんでも質問させてもらい、回答もすぐにいただけて本当に助かりました。

ハノイの動物検疫所にもメール

日本での準備と並行して、ハノイの動物検疫所にも必要な書類や手続きについて何度も確認のメールをしました。

が・・・一度も返事は来ず。

メールアドレスは駐日ベトナム大使館のHPに載っていたので、そこに送っています。
ちなみに、そこに載ってる電話番号へ電話もしましたが繋がりませんでした。

電話番号やアドレスがあっているのか、未だに不明です・・・

 

いよいよ日本出国!セントレアでの手続き

セントレア空港から9時半出国だったので、7時くらいにベトナム航空のカウンターへ向かいました。

ここで犬のバッグの確認や、ペット輸送料金の支払いをします。
セントレア→ハノイ・ノイバイ空港は400USD(2026年9月時点で6万円くらい)でした。

預け入れ荷物・機内持ち込み荷物の確認、席の確保、料金の支払いなどで結構時間がかかったので、3時間前くらいに行くのが安心です。

ペット用バッグは事前に航空会社へ相談

ベトナム航空はペットと一緒に客室内に入れますが、バッグのサイズや重さ(バッグ含めて6kg以内)の規定があります。

そのバッグのサイズが問題で、35cm x 30cm x 20cmを超えないもの。

これ、実際に測ってみてください。
めっちゃ小さいです。

ネット、店舗、めちゃくちゃ探しましたがこのサイズのバッグは見当たらない!
ということで、近いサイズのバッグをいくつか用意して事前に空港へ行き、ベトナム航空のスタッフの方へ相談しました。

飼い主にとっては家族同然の愛犬ですが、飛行機内では手荷物扱いです。
前の座席の下に入るサイズであることが大事っぽいので、少し大きめではありましたがくしゃっと潰せる素材のものを持っていきました。

ただ、これはその時々でいけるかどうかの対応が変わると思うので、事前にスタッフの方と相談しておくのが安心です。

ベトナム航空の方が、ほんっっっとうに親身になって相談に乗ってくださり、搭乗直前まで一緒にいてくれて安心して乗ることができました。

ベトナム航空のみなさん、本当にありがとうございました!!

余談:前日は空港近くのホテルに前泊

空港に6時半〜7時には行く必要があったので、前日はセントレア空港のすぐ近くにある東横インに前泊しました。

ここはペットと泊まれる部屋があったので、セントレアからペットと飛行機に乗る方にぴったりかと。

ただ、部屋数は限られてると思うので、出国日が決まったらすぐに予約しておいた方がいいと思います。

 

ハノイ・ノイバイ空港に到着!まさかの事件発生

約5時間のフライト中、愛犬はずっとバッグの中でしたが一度も吠えることなくとってもお利口にしてくれていました。

おそらく連日の荷出し、いつもと違う我が家の雰囲気、前日のホテル泊で疲れまくってたのでしょう。
ずっと寝てました。

念のためおむつをして、トイレシートも準備してましたがトイレもしませんでした。

そしてついにノイバイ空港へ到着です。
最後の砦、ベトナムでの輸入検疫へ!

動物検疫所に行ったら誰もいない

イミグレを通り、預け入れ荷物を受け取る場所に動物検疫所があります。
愛犬を連れて入国する際、入国検疫をするための場所です。

預け入れ荷物を受け取り、いざ動物検疫所へ行くと誰もいない。

「???」

困っていると、男の人が何か話しかけてきました。
ベトナム語が分からない感じでいると、英語で話してくれました(私は英語も分からないけど)

詳しくは聞き取れませんでしたが、ドアを指さして「予約した?」って言ってる。

「してない、何度もメールしたけど返事が来なかった」って夫が伝えてくれてたんですが、「今日は予約が入ってないから誰もいないよ」と言われました。

夫婦揃って「は???」ってなり、その男の人に詰め寄ります。

「日本に帰るために書類がいるから、検査をしないと出られない」って何度も伝えるけど、「誰もいないし連絡をする手段がない」とのこと。

その上「日本に帰るために書類がいるのはわかるけど、どうしようもないからもう出ていいよ」て言われました。

「むりむりむり!!!」って何度も言うけどどうにもならない。

でもよく見たらその男の人はベトナム航空の制服を着てて、動物検疫とはなんの関係もない人。
ただ困ってる日本人がいるから、声をかけてくれた親切なスタッフの人でした。
詰め寄ってごめんなさい。

 

スタッフの人も色々調べてくれて、翻訳しながら伝えようとしてくれたり連絡先も調べてくれましたが、どうしようもないので手続きをせず税関を出ました。

教えてもらった連絡先に、空港まで迎えにきてくれていた夫の会社のベトナムの方に電話をしてもらいましたがつながらず。

どうしたらいいねん!ってなったけど、もうお手上げなのでそのままマンションへ移動。

結局、愛犬は入国検査をせずにベトナムへ入国することになりました。

※これは我が家が実際に経験した経緯です。
到着時に検疫を受けられない場合は、その場で空港スタッフや関係機関に相談し、指示を確認してください。
我が家もめちゃくちゃ不安で怖かったので・・・

 

再びノイバイ空港へ

次の日も教えてもらった連絡先や、駐日ベトナム大使館のHPに掲載されている連絡先に電話してみましたがつながらず。再度メールをするも返事はなし。

日本大使館に相談して別の連絡先を教えてもらうも、これも繋がらん・・・

どうなってんねん、ベトナム・・・

 

その後夫が仕事で空港に行く予定があったので、ノイバイ空港でどうにか助けてもらおうと頑張ってくれました。

ただ、動物検疫所は税関を通る前にあるので、入ることはできない。
税関の近くにいた係の人に助けを求めて、空港内をたらい回しにされること数時間。

やっと!やっと!
動物検疫所の人の連絡先をゲットし担当者と会うことに成功!!!

事情を説明したところ「ペットを連れて土曜の9時にまた来て」とのことでした。

ベトナムへ入国して1週間、やっと担当者と連絡が取れ検査の日時を調整できました。

 

ついにノイバイの動物検疫所へ

約束の9時前に愛犬と共にノイバイ空港へ到着。
担当者へ連絡したところ・・・

「あ、場所言うん忘れてた。そこじゃないねん。場所送るわ(関西弁ではないです)」

はぁぁぁぁ!?

送られてきたのはノイバイ空港からタクシーで10分くらい行った場所。
もうなんなん・・・

ですが、Googleマップで調べても出てこない。
住所でも名前でも出てこない。

仕方ないので、とりあえず言われた住所付近までタクシーで行くことにしました。

「NOI BAI AIRPORT ANIMAL QUARANTINE STATION」の看板を発見

言われた付近までタクシーで向かい、そこからはもらった住所とGoogleマップを頼りに徒歩で向かいました。

大通り沿いで小屋みたいな飲食店が並んでたり、大きな施設がたくさん並んでる場所を進みます。

数分歩くと、『「NOI BAI AIRPORT ANIMAL QUARANTINE STATION」はこっちやで』みたいな看板!!!

なんか分からないけど、アニマルって書いてるからこれやろう!ってことでその方向に向かうと、やっと入り口を発見。

中は「ほんまにここ?」って感じの場所だったけど、連絡したら先日夫が空港で会った動物検疫所の人が出てきてくれました。

ようやく検疫手続き開始

輸出検疫証明書、狂犬病ワクチン予防接種証明書、パスポート、健康診断書を出して手続き開始。

ベトナム語と英語で書かれた書類を出されて、これを書いてと言われました。

どこに何を書けばいいのか全然分からなかったけど、係の人が全部教えてくれたので問題なし。

そこから愛犬のマイクロチップの読み取りと、輸入検疫証明書を発行してもらうのを待ちます。

全部で1時間ちょっとくらいで、全ての手続きが完了しました。

やっと終わった・・・・・!

手数料は100,000VND

名目は分からないですが、100,000VND(日本円で600円くらい)の支払いが必要でした。

カードは使えなくて、どうやらちょうど必要っぽい。

500,000VNDしか持ってなくて困ってたら、手続きに来てた他の人が「両替してあげるよ」と両替してくれました😭

優しさにほっこり。

輸入検疫証明書は大切に保管

このとき発行してもらった輸入検疫証明書は、愛犬を再び海外へ連れて行く際にも必要になる大切な書類です。

もちろん日本へ帰国する場合も必要になるので、なくさず大切に保管しておきます。

 

で、「日本へ帰国する際にも輸入検疫証明書を持ってここに来たらいいの?」って確認したところ「そう」ってことでした。

「予約は?どうしたらいい?」って聞いたら、「連絡先知ってるやろ、直接連絡して」って言われてました 笑

帰るの3年後かもしれんけど、この人いるんやろうか・・・笑

ただ、ここの看板にメールアドレスが書かれていたので、ここに連絡しておくのもいいかもと思いました。

もし、愛犬を連れて一時帰国することがあれば、どうしたのかまた書きたいと思います。

 

犬連れでベトナムへ行く人へ|今回の経験から分かったこと

  • 早期帰国も考慮して日本でできる準備は済ませておく
  • 抗体価検査は早めに
  • 日本の動物検疫所には積極的に相談
  • ベトナム側に到着日時を連絡しておく
  • 返信がなくてもメール履歴を残す
  • 輸入検疫証明書は絶対になくさない
  • 渡航前に最新の公式情報を必ず確認する

日本側での準備は完璧だったのに、ノイバイ空港の動物検疫へ予約できてなかったことで今回のようなことが起きました(メールはしてたけどな)

めちゃくちゃ不安だったし、大変だったけど最終的にちゃんと手続きできて本当によかったです。

日本の動物検疫の方に、「ベトナムに何度連絡しても返事が来ない」と相談したんですが「海外はそうみたいで、みなさん困られてます」とのことでした・・・

細かく連絡をくれる、日本ってすごいなと改めて感じました。

 

今回ベトナムの動物検疫所にメールを送っていた履歴が特に役に立ったわけではないですが、なにか交渉する時に証拠があるのは安心材料にもなると思います。

駐日ベトナム大使館のHPにペットとの入国についてと、連絡先が載っているのでとりあえずはここに連絡。

その際に入国時に必要な書類もメールに添付しておくと、手続きが早いのかもと感じました。
(輸出検疫証明書の情報から輸入検疫証明書を作成していたので)

また、今回行った動物検疫所の看板に書かれてるアドレスにも連絡しておくといいかも。
▶︎ kiemdichdongvatnoivai@gmail.com

 

正直、ベトナムの動物検疫の情報は調べてもほとんど出てきませんでした。

過去にベトナムへ愛犬と一緒に渡航した方々の情報を読み漁り、手探りで手続きを完了させた感じです。

なので、どのやり方が正しいかは未だに分からないですし、空港で手続きできていないので私の場合はどちらかと言えば失敗。

ただ、どうしてもハノイの動物検疫の人と連絡が取りたい、どうにもこうにも手詰まり・・・みたいになったら、現時点では直接やりとりできる手段が我が家にはあるのでご連絡いただければ「困ってる人おるんやけどどうしたらいい?」くらいは聞けるかも。

いつまでその担当者がいるか分からないし、私たちもいつまでハノイにいるか分かりませんが、もし困りまくったらインスタにDMいただければ!(お金はかかりません 笑)

▶︎ ロスプリのインスタ

愛犬と一緒に無事ハノイへ到着できることを祈ってます!